建売住宅で失敗しないためのテクニックとは?建売住宅を購入する時のポイントなどを紹介します

建売住宅とは、土地付きの出来上がっている住宅のことを言います。
注文住宅よりも比較的安く、すぐに入居することができますが、購入前に知っておきたい失敗を避けるためのポイントを押さえておくことが重要です。
失敗として多いのが、間取りや日当たりの悪さ、狭くて収納が足りないなどのケースはよくあります。
このような失敗を避けるためには、日当たりや窓の数をチェックしたり、家具を置いたときのイメージをしながら間取りを考えるようにします。

建売住宅で失敗しないためのテクニックとは?建売住宅を購入する時のポイントなどを紹介します

建売住宅とは、土地付きの出来上がっている住宅のことを言います。
注文住宅よりも比較的安く、すぐに入居できるとして人気ですが、ここでは購入前に知っておきたい失敗を避けるためのポイントを紹介しています。
建売住宅とは既に出来上がっているため、失敗をしにくいと思われることが多いです。
しかし、間取りや日当たりの悪さ、狭くて収納が足りないというケースはよくあります。
このような失敗を避けるためには、日当たりや窓の数をチェックする、間取りは家具を置いたときのことをイメージする、周辺状況を考えてから選ぶなどが大切です。

建売住宅は価格だけに注目してはいけない

家を購入したいという方は新聞の折り込み広告やインターネットなどで提供される不動産情報に目がゆくものです。
中には、「2階建て・4部屋・30坪で890万円」「広々とした3LDK1200万円」といた破格の建売住宅が売りに出ていることがあります。
あまりの安さにすぐに購入の手続きをしたくなるかもしれませんが、建売住宅は価格だけに注目しては絶対にいけません。
安ければその分助かりますが、基礎がしっかりしていない、クロスが貼っていない、地震や台風などの自然災害に弱い場合があります。
日本は建築基準が厳しいですから、安いからといっていけないというわけではありませんし、直ぐに倒壊するというつくりではありませんが、安くで販売するために安全ラインギリギリで建築することも珍しくありません。
価格を重視するあまり安全性や、快適性・家事動線などを無視するなら後になって後悔をする羽目になりますので、気を付ける必要があります。

建売住宅は待たずに入居できるのがメリット

マイホームの購入を考える際に、注文住宅と建売住宅どちらが良いのか迷うことがあります。
注文住宅は土地探しから始まり、何も無い状態から家づくりが行われます。
そのため完成までに半年から1年以上かかってしまいます。
仕事や学校の関係で引越し時期があらかじめ決まっていて、時間がないような場合には建売住宅の方が向いています。
建売住宅はすでに建てられた状態で売られている物件なので、状況次第では契約後にすぐに入居することも可能です。
土地とセットで販売されているため、土地探しの必要もありません。
注文住宅と比較すると設計や間取りの自由はありませんが、その分費用が抑えられることも。
また設計の打ち合わせなどもないため、忙しい方でも手間がかからずに一戸建てを手に入れられます。
分譲地に建てられる分譲住宅は似たような家が並んでいますが、建売住宅なら周りの家と異なるデザインの住宅を見つけることができます。
引越し時期が迫っていたり、注文住宅よりも費用を抑えたい場合に選びたい物件です。

建売住宅で大事なのはリセールバリュー

建売住宅で何を重視するか、何が大事かというのは人それぞれの考え方であって、要するに自分たちが快適に住み続けることができればそれで良いという人も多いでしょうが、リセールバリューの観点でも考えてみてください。
これは、もしその建売住宅を売却した場合には果たしていくらで売れそうなのかという視点も持つことです。
購入直後から売却のことを考えるのは何か頭がおかしいのではないかという人もいるかもしれませんが、あくまでそういう視点も持つことを言っているのであって、具体的に売る計画を立てろと言っているわけではありません。
仮に売るとしていくらの値段が付くのかというのは、その住宅が客観的にみていかほどの価値を有しているのかの指標だということができます。
客観的な価値など一切どうでもよく、冒頭に書いたように自分たちがどうなのかが最も大事だという意見は分からなくもありませんが、社会生活を送っている以上は客観的な視点もあって良いはずです。

担当者にプレッシャーをかけられても建売住宅の購入は慎重にするべき

生活をするときに住宅は欠かせない存在になりますが、建売住宅を購入する場合は担当者にプレッシャーをかけられたとしても慎重に対応していかないといけないです。
基本的に担当者は自分達の営業成績を気にして行動していますから、余りにもプレッシャーをかけてくる場合は特に注意が必要となります。
建売住宅は注文住宅よりも価格が安い傾向にはありますが、既に完成されている建物を買うことになりますから、安全に住むことができるのかを確認しないといけないです。
大手の企業が販売しているような場合は、基本的には信頼することができますが、中小企業などが販売している場合は過去の実績などをチェックしておかないと危険だと考えられます。
仮に購入した後に問題が発生すると面倒なことになりますから、最初から注意して購入していくのが大切です。
建売住宅はいろいろな会社から販売されているので、担当者との相性がよくない場合は違う会社を選ぶのも重要になります。

建売住宅はデザインや間取りを考える必要がない

建売住宅は、すでに完成している一戸建てを購入するシステムです。
完成していなくても、外観のデザインや間取りは決まっているタイミングで購入を決めることになります。
つまり一戸建てに関するあらゆることはすでに決まってから購入するわけですから、自由に設計したいと考えている人は建売住宅では満足できないかもしれません。
ですが自由に設計する注文住宅を建てるのは、非常に手間と時間がかかります。
予算が無限に使えるならあらゆる希望を反映させた住まいを作れますが、実際にはお金には制限があるためその範囲内に収めなければいけません。
そのため設計担当者と繰り返し話し合いを行いながら作る必要があり、非常に手間がかかると言えるでしょう。
建売住宅はデザインや間取りといった部分はすべてハウスメーカーや不動産会社が決めるため、買主は一切考える必要はありません。
注文住宅のように手間や時間をかけたくないという人には、建売住宅はおすすめできます。

購入希望者が多い建売住宅はすぐ売り切れるので早めにアクションを起こす必要がある

住宅を購入するときに建売住宅か注文住宅から選ぶのが一般的ですが、建売住宅の場合は既に完成されている建物を買うのが普通になります。
注文住宅はオーダーメイドで注文することができる分だけ、料金も高額になりやすい特徴もありますから、建売住宅を積極的に購入していく人も少なくない筈です。
建売の場合はいろいろなメーカーが販売をしているので、各自で自由に選んで購入していくことができます。
他の商品と同じように人気がある物件と人気がそこまでない物件が存在しますから、基本的に人気が高い物件は早く売り切れてしまうような可能性が高いです。
当然ながら無限に販売しているような商品ではありませんから、早い者勝ちになってしまうので早めに決断しないといけません。
住宅ローンなどを利用して購入する場合は手続きなどに時間がかかりますから、より早くアクションを起こして購入する気持ちを伝えないといけないです。
お得な物件の場合は抽選販売になるようなケースもありますから、その点も考慮に入れておくのが大切になります。

売り残りの建売住宅は値引き交渉しやすい

建売住宅の中にはずっと売れずに売れ残りになっている住宅もありますが、値引き交渉がしやすい利点があります。
ハウスメーカーもずっと売れないよりは早く売ってしまいたいと考えていますし、中古・未入居物件となる前の1年以内には価格を下げてでも売ろうとします。
交渉をするときには売主・買い手の間で不動産仲介会社がいるかで違い、仲介会社がいるとその会社の担当者が売主へ交渉をしますが、建売の会社から直接購入するときは買い手が会社と交渉をします。
直接行えば手数料が発生しないので応じてもらえる可能性が高くなります。
勿論、全ての売れ残った建売住宅で値引きが出来るわけではないですが、実現出来れば住宅ローンなども減らせて総額の支払いも少なくなります。
他にも売れ残りは建築直後だとわからない不具合なども、事前に相談や確認出来て、中には建築して月日が経過してから出る症状などもあるので新築だと気が付きにくいです。
内覧で感じた不安な部分なども、入居前に相談してから解決しておけば安心して住めます。

立地条件が良くない建売住宅は相場よりも安く買える

建売住宅は注文住宅よりも価格は安いですが、中でも立地条件が良くないと相場よりも安くなることがあります。
建売住宅は大量に材料を仕入れることで部材などを安くして、土地や建物も大きくなく高級な部材なども使ってません。
郊外に建築されることが多いため、都市部にあって便利なマンションよりお手頃な価格でないと販売がしにくいこともあります。
元々郊外に建てられることが多いので、その上で立地も悪いと相場より金額を下げるしかありません。
建売は安いと思う人が多いですが、実際はお手ごろに見える価格になっているだけで、近年は郊外で不便な一戸建てよりも、都市部にあって利便性が高いマンションが人気なので、安いかなと感じる価格にする必要があり、金額を抑えるには土地・建物の大きさも限定して高い素材を使わないようにしてます。
実績が豊富な大手だと基本形のプランを作り、同じ健在などをどの住宅でも使えるようにして、建材などを大量発注し仕入れ価格を抑えてます。
同じ分譲地で同じような住宅が並んでいるのも、建材などを大量仕入れして金額を安くするためです。

建売住宅が販売されるタイミングを定期的にチェックしよう

憧れのマイホームを手に入れたいと思われる方は多く、実際に購入を念頭において情報チェックをされている方も少なくありません。
昨今では建売住宅の人気が高まっており、全国各地の展示場に足を運んでいる方も多いことでしょう。
そこでここでは、建売住宅を買う際のコツをご紹介します。
国内では住宅の販売時期というものが決まっており、この時期を繁忙期と呼んでいます。
新生活がスタートする年始に売りに出されることが多く、そのタイミングで情報を手に入れると現段階の相場を正しく知ることが可能です。
建売住宅の場合、あらかじめハウスメーカー側で内装や外装を決めて建設をしてから販売をされます。
その時の流行に左右をされる傾向もあるため、しっかりと良いタイミングを見つけておくことも重要です。
建売住宅は都市開発が盛んな地域で多く販売をされるため、それらのリサーチも日頃からおこなっておくと、理想的な土地で暮らせるようにもなるでしょう。

著者:白浜章一

筆者プロフィール

福岡県北九州市生まれ。
結婚をきっかけに建売住宅を購入。
建売住宅の魅力を広めるため記事を書いています。
福岡 建売住宅